2008年 12月 06日
叩く |
さて堪能して来たのは鼓童、十二月公演2008といことで新潟公演はりゅーとぴあでの公演でありました。りゅーとぴあは劇場は何度かライブで言った事があるが、コンサートホールは初めてでありました。収容人員2000名と聞いていたので県民会館よりでかい!と意気込んでいったのですが、意外や意外ステージも近くこじんまりとした良い感じでありました。
スタートは客席からメンバーが現れ「小木追分」から幕を開けた。何を隠そう私はこの小木出身なんですが、これ知らんね(爆)。演目見ているから「そうなんだ」と思えるけどね...かすかに矢島経島という単語に反応してしまったワタクシでした。そこからは各種織り交ぜての2時間でございました。
ご存知の通り鼓童は佐渡を拠点にしている集団であります。しかも私が高校の時分に本当に地元の町に移住してきました。冗談抜きでメンバーとそのご家族が移住して来たので、集落がひとつ増えたのです。だから生鼓童に触れる機会は多かったのです、ご存知夏のアースセレブレーションとか小木祭りとかね。そこで見せる鼓童はいつも激しい部分を前面に押し出しておりました、その象徴があの大太鼓ですよ。
今日もアレを見せてもらいましたが、本当に単純に大きな太鼓と人間の戦いというシンプルな情景なんですが、毎回泣いちゃいますよ。理由は説明できないけどなにか心に訴えかけてくるもんがあるんでしょうね、まあ最近は条件反射に近いものがあるんですが。
話が逸れたが、大太鼓を筆頭に激しく太鼓と人間が闘うのが激しい部分、いつも私はこれを見ていた。思い返せば、野外(アースセレブレーション)とか街の中(祭り)というシーンだものね、景気付けにはもってこいです。
ただ今回は室内、しかもクラシックを得意とするようなホール、ここで初めて鼓童の静という部分を見た気がする。こじんまりとした音響抜群のホール、ここで三味線、笛、琴、そしてボーカル(というのかな?)が幻想なまでに響き渡った。意外にこれが良いのだ、絶対に屋外では味わえない妙技を堪能させてもらいました。そして木遣りも最高だった、人の声というのはやはり素晴らしい、ゾクゾクきた。
最後は「屋台囃子」で本編が終わった、いつまでも見ていたいと思わせる内容でした。会場の誰もがそう感じたのでしょう、熱烈な拍手にメンバーは応えてくれました。これも非常に良い終わり方でした、ステージ上(?)のメンバーも客席の我々もニコニコになるようなエンディングでした。
太鼓が奏でる音、シンプルなようで深いですよね、やめられませんね。次に見る事ができるのは来夏のアースセレブレーション、城山公園だね。
by akihi1971
| 2008-12-06 00:06
| 音楽