2008年 03月 03日
選択と集中 |
少しくらいビジネス書を読んだことがあれば、目にしたことがある言葉だと思う。今朝の日経新聞の一面に踊っていた「三菱電、携帯から撤退」の見出しを見たときこの言葉が脳裏に浮かんだ。
やはり日本の中でのパイの奪いあいだけでは儲かる見込みがないのかなぁ。当たり前に使っている携帯電話ですが、恐ろしく高機能多機能ですもの。通話にメールといった本来の機能に加えて、web接続、カメラ、電子マネーにテレビとまあこの手のひらの端末に詰め込まれてますからね。本当に一昔前ならスパイが持っているような高性能メカですものね。
ただ世界的に見れば、電話とメールとカメラくらいなものかな。先日、イーモバイルの社長が音声通信参入の会見で、おサイフケータイなど、日本市場固有の機能が欠かせないのではないかと訪ねられて、次のように答えたのだ
「あれはグリコのおまけのようなものだ。そんなものを作っているから(日本の携帯電話端末の)国際競争力がなくなる。(グローバルな市場で)誰があんなものを買いますか。われわれが狙っているのはオープンでグローバルな市場だから、おまけは不要。世界で通用するものを作っていく。日本の端末メーカーが世界に出て行けるように、というのが基本的な考えだ。日本の携帯電話は開発のやり方に根本的な問題がある。端末1台の開発に何百億円もかけて誰ももうからない。その開発費のためにメーカーの体質が疲弊していて海外にも出られない。」
うーん、やはりノキア、サムソン、モトローラがワールドスタンダードですか。儲からない事業からは撤退する、これが正しい道なんだよね、だから多分市場は歓迎するんじゃないかな。その市場で1番か2番以内に入れない事業は高い利益を出せないとして撤退したり、他社に売却(そういえば三洋が携帯部門を京セラに売ったな)したりするわけだ。ヒトモノカネという限りある資源を有効に使って、利益を最大にするという考えからですよね。これを実践したのがGEのジャック・ウェルチですよね。(ビジネス書の受け売り!)
ただ海外の企業と違って日本企業は撤退、退却戦はなかなかできないんだよね。撤退の決断=前任者の決断の否定となったりするからね。それに義理人情とかあいまってズルズルと決断を引き延ばし、傷が大きくなってしまい修復不可能というパターンが多いのかな。
うちの会社にもあるな不採算部門....義理人情で撤退できない部分、決断をしない、前送りにするという部分が大きいかな。責任者が自分の任期中は無難にやり過ごす、わからんでもないがこれじゃ何も変わらない。
まあ、いろいろ書いてみたが自分の人生にとっても「選択と集中」という考え方は応用できるかなと思う。得意部分にリソースを集中する、ブラックな仕事は極力回避するとかね。自分がもっているリソースなんて会社以上に限定されている訳だからね、気を引き締めて生きていかねば。
やはり日本の中でのパイの奪いあいだけでは儲かる見込みがないのかなぁ。当たり前に使っている携帯電話ですが、恐ろしく高機能多機能ですもの。通話にメールといった本来の機能に加えて、web接続、カメラ、電子マネーにテレビとまあこの手のひらの端末に詰め込まれてますからね。本当に一昔前ならスパイが持っているような高性能メカですものね。
ただ世界的に見れば、電話とメールとカメラくらいなものかな。先日、イーモバイルの社長が音声通信参入の会見で、おサイフケータイなど、日本市場固有の機能が欠かせないのではないかと訪ねられて、次のように答えたのだ
「あれはグリコのおまけのようなものだ。そんなものを作っているから(日本の携帯電話端末の)国際競争力がなくなる。(グローバルな市場で)誰があんなものを買いますか。われわれが狙っているのはオープンでグローバルな市場だから、おまけは不要。世界で通用するものを作っていく。日本の端末メーカーが世界に出て行けるように、というのが基本的な考えだ。日本の携帯電話は開発のやり方に根本的な問題がある。端末1台の開発に何百億円もかけて誰ももうからない。その開発費のためにメーカーの体質が疲弊していて海外にも出られない。」
うーん、やはりノキア、サムソン、モトローラがワールドスタンダードですか。儲からない事業からは撤退する、これが正しい道なんだよね、だから多分市場は歓迎するんじゃないかな。その市場で1番か2番以内に入れない事業は高い利益を出せないとして撤退したり、他社に売却(そういえば三洋が携帯部門を京セラに売ったな)したりするわけだ。ヒトモノカネという限りある資源を有効に使って、利益を最大にするという考えからですよね。これを実践したのがGEのジャック・ウェルチですよね。(ビジネス書の受け売り!)
ただ海外の企業と違って日本企業は撤退、退却戦はなかなかできないんだよね。撤退の決断=前任者の決断の否定となったりするからね。それに義理人情とかあいまってズルズルと決断を引き延ばし、傷が大きくなってしまい修復不可能というパターンが多いのかな。
うちの会社にもあるな不採算部門....義理人情で撤退できない部分、決断をしない、前送りにするという部分が大きいかな。責任者が自分の任期中は無難にやり過ごす、わからんでもないがこれじゃ何も変わらない。
まあ、いろいろ書いてみたが自分の人生にとっても「選択と集中」という考え方は応用できるかなと思う。得意部分にリソースを集中する、ブラックな仕事は極力回避するとかね。自分がもっているリソースなんて会社以上に限定されている訳だからね、気を引き締めて生きていかねば。
by akihi1971
| 2008-03-03 22:41
| ひとりごと