2004年 08月 22日
32歳のデビュー |
2ndステージを黒星でスタートしたアルビレックスは第2節ホームでジェフユナイテッド市原と対戦しました。totoの支持率を見ても圧倒的に市原優勢、それもそのはず1stの順位は市原が7位、新潟は14位である。市原は1st15試合で3敗しかしていないのだ、負けないチームである。しかし7引き分けが示しているように詰めが甘い、そこがオシム監督をイラだたせる結果になるのであろう。新潟はそのあたり付け込んで勝ちを狙いたいところ、メンバーは五輪代表の阿部を今節まで欠く、新潟にとっては少しのプラス材料、ただ1st対戦時も阿部はいなかった、しかも2-1で新潟敗戦・・・。逆に言えば新潟の力を試す良い機会か?totoで波乱を起こしてやれ。
そんな事を考えつつ新潟スタジアムへ向かう。目の前には黄色いユニホーム姿の親子4人、小さな男の子二人もユニホーム、背番号は「6」ネームは「ABE」親の趣味であろうか?遠路ご苦労様ですと一声掛けながらスタジアム内へ、間もなくピッチで練習が始まった。まずはキーパーから登場、木寺と北野、エッ野澤は?どうした・・・・戸惑いつつも「キデラ」コールを送るサポ、場内騒然、ゴール守る俺達のヒーロー野澤はどうした?新潟も緊急事態発生か!!!!!
野澤はベンチにも姿がなかった、どうしたんだろう。思い出すのはヴェルディ敗戦後「最悪。DFラインとのコンビネーションも良くなかった。バラバラだった。僕の指示もいけなかったのかも。せっかくサポーターにたくさん来てもらったのに申し訳ない。個人的にいいセーブも確かにあったが、それでリズムを作ることはできなかった。負けは負けとして反省をしっかりして、次、やるしかない」というコメントを出していた。この「最悪」という部分が反町監督の逆鱗に触れたとか、少し外から試合を見ろという意味で外されたとか、周りでもいろいろな推測が出ていた。(結果的には負傷して全治2週間とのこと、まあ内紛なんかやっている場合じゃないよ新潟はね)
そして木寺浩一、現新潟メンバーでは最古参とた。新潟加入は1998年のJFL時代、コンスタントに試合に出続けいた。しかし2000年シーズンは吉原(現川崎F)と併用になり、翌2001年反町体制で野澤を抜擢してからスタメンでの出番はほとんどなくなった。サブとしてベンチに座る日々が続くが、前田や北野といった若いGKにサブのポジションは奪わせなかった。そして2004年8月21日、32歳にしてJ1のピッチにデビュー、アルビでJFL、J2、J1というカテゴリーに出場したのだ。GKはある程度年齢を重ねてもプレイができるポジションだと言われる、若い者に負けず精進を重ねた結果が今日の出場に至ったのであろう。とりあえずそんな木寺に拍手し幸運を祈った。
しかしそんな俺の願いは通じなかった、試合開始6分市原に先制を許してしまう。サンドロのシュートがDFに当たってコースが変わりゴールネットを揺らしてしまう、まったくのバッドラック。木寺は一歩も動けず、でもこれはしょうがない。そんな市原は執拗なくらい右サイドから攻めてきた、3バック崩しの定石とも言えるがサイドに放り込んで選手を走らせクロスをゴール前に上げてくる。そこに3、4人走り込んでくるというパターン。しかし木寺も含め何とか防ぐ、新潟も寺川やエジミウソンが右サイドから攻撃を仕掛けてはいるが、市原DFに潰されている。潰しきれていない新潟と確実に潰してくる市原、これがチームの差なのか。
だがチャンスはやってきた左サイドからファビーニョが持ち込み、オゼアスがつないでエジミウソンがゴールへ押し込み同点、期待のブラジル人FW3人で一点取りました。この時間は21分、まだまだいける。同点になったことで市原も得点を狙い動いてきた、マルキョーニスへ縦パスを一本を通され、DF2人を振り切られゴールを奪われ再びリードを許す。この場面でも新潟DFは潰しきれていない、見ているほうとしてはイライラが募る。でも新潟前半で再び同点に追いつく、本間がビューティフルなスルーパスをファビーニョへ出す、オフサイドすり抜け冷静にゴールまで運んだのだ。2ndで怪我から復帰してきた本間ですが良いです、淡々とプレイしていますが難なくこんなプレイを決めてくれます。現在唯一の新潟県出身、冷静に決めたファビには当然の拍手だが、これはパスを出した本間勳が決めた1点。そしてそのまま前半が終了、市原相手に2-2の同点で折り返しです、上出来です。しかし今日は打ち合いになるのか?それでは分が悪いと思うのだが。
そして後半開始直後、ファビーニョが再びやってくれました。左から持ち込んでゴール前へクロスを入れた、敵味方入り乱れてゴチャついたが最後はオゼアスがゴールへ押し込み、リードを奪う。ブラジルトリオで3点奪ってみせました。後半滑り出しの新潟悪くなったです、市原のサイド攻撃もしっかりケアしていたし、完全に優勢に立っていた。反町監督がハーフタイムに喝を入れたのか。
リードを奪われた市原は当然動いてきました。林を投入し3トップ気味に変更、間違いなく勝負に来ました。新潟も鈴木慎吾を下げ三田を投入、3バックから4バックに変更してきた。サイド攻撃のための4バックというより、市原の3トップをケアするためDFの枚数を増やしたと見るべきか。このときまだ55分、あと35分をこれで防ぎきるとという戦術だろうか。事実このあと新潟ボールのFKで慎吾が下がった場合は三田が蹴るケースが多いのだが、三田は林ケアでマークに付き上がる機会はほとんどなかった。65分にはオゼアスを上野に交代させ前線からもボールに追いかけた。だがさすが市原、74分村井が左サイドを突破しクロスを放り込む、これがゴール前でゴチャつき最後はまたマルキーニョスに決められてしまい同点となる。うーん、もったいない点の取られ方ばかりだな。これで3-3、最低勝ち点1ほ欲しい新潟、栗原を入れて最後の勝負を試みる。栗原も右サイドから勝負を試み何度か惜しい場面を作ったがネットを揺らす事はできず、ゲーム終了となってしまう。
市原から勝ち点1を取ったという結果を考えれば上出来ですが、追いつかれての同点ですからね。もったいない、というのが本音。ただ見るべき場面は何度かあった、私は初めてみる生オゼアス、連携面ではまだまだといった話を聞いていたのですが、そのとおりでした。ただ今の新潟にはいなかったタイプですね。他の選手は良い意味でクソ真面目な連中ばかり、反町が90分走れと言えば本当に90分走りきるタイプが多い。しかしこのオゼアス、非常にふてぶてしいのである。自分が何がやれば良いか自分で理解して行動タイプだと見た。90分全力で走る事は不可能でしょうが、自分で行動する何分かで仕事をする非常にふてぶてしいタイプ、前線でボールを受けて他へ散らすという仕事はシッカリとこなしておりました。1点目のエジの得点もアシストしている、このへん非常に大人です。多分エジなら間違いなく自分でゴールを目指しただろうにね。もう少し連携が取れプレイ時間を延ばす事が出来れば、期待以上に働いてくれる選手だと思います。
もう一人は本間勳でしょう。1stステージに獅子奮迅の活躍をした桑原に変わっての出場させたわけですから、反町監督は彼を非常に評価している様子。ボランチは山口=桑原で1stステージを乗り切りました、この場合オフェンス山口、ディフェンス桑原という役割分担が非常にハッキリしています。相手チームから見た場合、桑原が非常にディフェンスとしてイヤな存在ではあるが、山口を潰してしまえば攻撃の起点を潰してしまうことができるのです。これが山口=本間だと掴み所がないコンビになります、勳も攻撃に絡んで行くタイプなので相手としたらイヤじゃないかなと思います。ボランチでバランスをとってポジションの出入りしているようなので、1stではなかったような山口が3バックに吸収されてディフェンスをするというシーンもありましたしね。勿論、勳が守備をしないという訳ではありません、戻る時には戻っていましたからね。とにかく2ndは本間勳に要注目です。
年間順位を考えれば勝ち点1を加算出来たので引き分けでも良しとしなければなりません。柏やC大阪が敗れたため余計に勝ち点1は重要です、時節からは神戸、名古屋、浦和と骨の折れる相手が続きます。この3戦で勝ち点5ぐらい奪えれば御の字です。今年の場合、他力本願でも何でも良いのです「残留」というミッションを達成する過程は問われないと考えておりますのでね。ただサポの願いとしては「ホームでの勝利」これにつきるのです。
最後に祝、木寺浩一選手J1初出場、まだまだこれからだ、先は長いぞ。
そんな事を考えつつ新潟スタジアムへ向かう。目の前には黄色いユニホーム姿の親子4人、小さな男の子二人もユニホーム、背番号は「6」ネームは「ABE」親の趣味であろうか?遠路ご苦労様ですと一声掛けながらスタジアム内へ、間もなくピッチで練習が始まった。まずはキーパーから登場、木寺と北野、エッ野澤は?どうした・・・・戸惑いつつも「キデラ」コールを送るサポ、場内騒然、ゴール守る俺達のヒーロー野澤はどうした?新潟も緊急事態発生か!!!!!
野澤はベンチにも姿がなかった、どうしたんだろう。思い出すのはヴェルディ敗戦後「最悪。DFラインとのコンビネーションも良くなかった。バラバラだった。僕の指示もいけなかったのかも。せっかくサポーターにたくさん来てもらったのに申し訳ない。個人的にいいセーブも確かにあったが、それでリズムを作ることはできなかった。負けは負けとして反省をしっかりして、次、やるしかない」というコメントを出していた。この「最悪」という部分が反町監督の逆鱗に触れたとか、少し外から試合を見ろという意味で外されたとか、周りでもいろいろな推測が出ていた。(結果的には負傷して全治2週間とのこと、まあ内紛なんかやっている場合じゃないよ新潟はね)
そして木寺浩一、現新潟メンバーでは最古参とた。新潟加入は1998年のJFL時代、コンスタントに試合に出続けいた。しかし2000年シーズンは吉原(現川崎F)と併用になり、翌2001年反町体制で野澤を抜擢してからスタメンでの出番はほとんどなくなった。サブとしてベンチに座る日々が続くが、前田や北野といった若いGKにサブのポジションは奪わせなかった。そして2004年8月21日、32歳にしてJ1のピッチにデビュー、アルビでJFL、J2、J1というカテゴリーに出場したのだ。GKはある程度年齢を重ねてもプレイができるポジションだと言われる、若い者に負けず精進を重ねた結果が今日の出場に至ったのであろう。とりあえずそんな木寺に拍手し幸運を祈った。
しかしそんな俺の願いは通じなかった、試合開始6分市原に先制を許してしまう。サンドロのシュートがDFに当たってコースが変わりゴールネットを揺らしてしまう、まったくのバッドラック。木寺は一歩も動けず、でもこれはしょうがない。そんな市原は執拗なくらい右サイドから攻めてきた、3バック崩しの定石とも言えるがサイドに放り込んで選手を走らせクロスをゴール前に上げてくる。そこに3、4人走り込んでくるというパターン。しかし木寺も含め何とか防ぐ、新潟も寺川やエジミウソンが右サイドから攻撃を仕掛けてはいるが、市原DFに潰されている。潰しきれていない新潟と確実に潰してくる市原、これがチームの差なのか。
だがチャンスはやってきた左サイドからファビーニョが持ち込み、オゼアスがつないでエジミウソンがゴールへ押し込み同点、期待のブラジル人FW3人で一点取りました。この時間は21分、まだまだいける。同点になったことで市原も得点を狙い動いてきた、マルキョーニスへ縦パスを一本を通され、DF2人を振り切られゴールを奪われ再びリードを許す。この場面でも新潟DFは潰しきれていない、見ているほうとしてはイライラが募る。でも新潟前半で再び同点に追いつく、本間がビューティフルなスルーパスをファビーニョへ出す、オフサイドすり抜け冷静にゴールまで運んだのだ。2ndで怪我から復帰してきた本間ですが良いです、淡々とプレイしていますが難なくこんなプレイを決めてくれます。現在唯一の新潟県出身、冷静に決めたファビには当然の拍手だが、これはパスを出した本間勳が決めた1点。そしてそのまま前半が終了、市原相手に2-2の同点で折り返しです、上出来です。しかし今日は打ち合いになるのか?それでは分が悪いと思うのだが。
そして後半開始直後、ファビーニョが再びやってくれました。左から持ち込んでゴール前へクロスを入れた、敵味方入り乱れてゴチャついたが最後はオゼアスがゴールへ押し込み、リードを奪う。ブラジルトリオで3点奪ってみせました。後半滑り出しの新潟悪くなったです、市原のサイド攻撃もしっかりケアしていたし、完全に優勢に立っていた。反町監督がハーフタイムに喝を入れたのか。
リードを奪われた市原は当然動いてきました。林を投入し3トップ気味に変更、間違いなく勝負に来ました。新潟も鈴木慎吾を下げ三田を投入、3バックから4バックに変更してきた。サイド攻撃のための4バックというより、市原の3トップをケアするためDFの枚数を増やしたと見るべきか。このときまだ55分、あと35分をこれで防ぎきるとという戦術だろうか。事実このあと新潟ボールのFKで慎吾が下がった場合は三田が蹴るケースが多いのだが、三田は林ケアでマークに付き上がる機会はほとんどなかった。65分にはオゼアスを上野に交代させ前線からもボールに追いかけた。だがさすが市原、74分村井が左サイドを突破しクロスを放り込む、これがゴール前でゴチャつき最後はまたマルキーニョスに決められてしまい同点となる。うーん、もったいない点の取られ方ばかりだな。これで3-3、最低勝ち点1ほ欲しい新潟、栗原を入れて最後の勝負を試みる。栗原も右サイドから勝負を試み何度か惜しい場面を作ったがネットを揺らす事はできず、ゲーム終了となってしまう。
市原から勝ち点1を取ったという結果を考えれば上出来ですが、追いつかれての同点ですからね。もったいない、というのが本音。ただ見るべき場面は何度かあった、私は初めてみる生オゼアス、連携面ではまだまだといった話を聞いていたのですが、そのとおりでした。ただ今の新潟にはいなかったタイプですね。他の選手は良い意味でクソ真面目な連中ばかり、反町が90分走れと言えば本当に90分走りきるタイプが多い。しかしこのオゼアス、非常にふてぶてしいのである。自分が何がやれば良いか自分で理解して行動タイプだと見た。90分全力で走る事は不可能でしょうが、自分で行動する何分かで仕事をする非常にふてぶてしいタイプ、前線でボールを受けて他へ散らすという仕事はシッカリとこなしておりました。1点目のエジの得点もアシストしている、このへん非常に大人です。多分エジなら間違いなく自分でゴールを目指しただろうにね。もう少し連携が取れプレイ時間を延ばす事が出来れば、期待以上に働いてくれる選手だと思います。
もう一人は本間勳でしょう。1stステージに獅子奮迅の活躍をした桑原に変わっての出場させたわけですから、反町監督は彼を非常に評価している様子。ボランチは山口=桑原で1stステージを乗り切りました、この場合オフェンス山口、ディフェンス桑原という役割分担が非常にハッキリしています。相手チームから見た場合、桑原が非常にディフェンスとしてイヤな存在ではあるが、山口を潰してしまえば攻撃の起点を潰してしまうことができるのです。これが山口=本間だと掴み所がないコンビになります、勳も攻撃に絡んで行くタイプなので相手としたらイヤじゃないかなと思います。ボランチでバランスをとってポジションの出入りしているようなので、1stではなかったような山口が3バックに吸収されてディフェンスをするというシーンもありましたしね。勿論、勳が守備をしないという訳ではありません、戻る時には戻っていましたからね。とにかく2ndは本間勳に要注目です。
年間順位を考えれば勝ち点1を加算出来たので引き分けでも良しとしなければなりません。柏やC大阪が敗れたため余計に勝ち点1は重要です、時節からは神戸、名古屋、浦和と骨の折れる相手が続きます。この3戦で勝ち点5ぐらい奪えれば御の字です。今年の場合、他力本願でも何でも良いのです「残留」というミッションを達成する過程は問われないと考えておりますのでね。ただサポの願いとしては「ホームでの勝利」これにつきるのです。
最後に祝、木寺浩一選手J1初出場、まだまだこれからだ、先は長いぞ。
by akihi1971
| 2004-08-22 22:27
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