2004年 08月 11日
覆水は盆に還るのか? |
バトン移籍問題、本日は少し新展開がありました。BARから次のようなリリースが出てきたのです、「FIAの契約認証理事会が、ジェンソン・バトンとBARとの契約のみが2005年に関する唯一の有効な契約と認めた」という内容のもの。前出のFIA契約認証理事会に登録された契約が履行された場合のみスーパーラーセンスが発給されるそうです。従って2005年にジェンソンがウイリアムズをドライブする状況に対してスーパーライセンスの発給は行われません。F1のドライブに「スーパーライセンス」が必要なのは周知の事実、今回の認定が行われた事により来季ジェンソンがBAR以外のチームと契約を交わした場合、スーパーライセンスの発給は行われないことになりました。ということで現時点でジェンソンが来季F1チャンピオンシップに参戦する場合、BARからエントリーする方法しか道がなくなったのです。
さすが契約社会、欧州文化のF1ワールド、チームとドライバーの契約がこのような機関を介して行われているなんて全く知りませんでした。スーパーライセンスの存在は知っておりましたが、それはドライバーの競技成績が唯一の発給基準と考えておりました。しかしですよ契約の常として最後に間違いなく次のような一文を付け加えておくのではないでしょうか、「両者が合意した場合、この契約を解除する事ができる」「両者が合意した場合はこの限りではない」といった例外条項というヤツです。我々が普段社会で、企業間で取り交わす契約も「該当しない事項が発生した場合は両者で協議の上で解決にあたる」という一文が契約書の最後にあるとはずです。
しかし「この両者が合意した場合」というのがクセものである。方法はいろいろあるでしょうが、一番簡単なのは金で解決してしまう方法でしょう。今回の場合は2005年についてBARとジェンソンの間に契約が成立するとFIAが認めているのですから、不貞を働いたのはジェンソンです。ということはジェンソンがBARに違約金を払って契約を解除してもらうわけです。深読みするとリチャーズはもうバトンは諦めているが、この違約金をできるだけ多く引き出してやろうと考えて、ゴネ続けているのではなでしょうか。レースに情熱を傾けているBARレーシング代表のリチャーズと正反対、ビジネスとして冷静に物事を考えているBAR株式会社(?)プリシバルのリチャーズなら考えても不思議ではないでしょう。
BARは「喜んでこの決定に従い、この件に関する全ての事項を終わらせたい」とリリースで語っているようだが真意は如何様に、覆水は盆に還る事ができるのか、それは今週末の金曜日にある程度の結果が見えて来るのではないしょうか。
さすが契約社会、欧州文化のF1ワールド、チームとドライバーの契約がこのような機関を介して行われているなんて全く知りませんでした。スーパーライセンスの存在は知っておりましたが、それはドライバーの競技成績が唯一の発給基準と考えておりました。しかしですよ契約の常として最後に間違いなく次のような一文を付け加えておくのではないでしょうか、「両者が合意した場合、この契約を解除する事ができる」「両者が合意した場合はこの限りではない」といった例外条項というヤツです。我々が普段社会で、企業間で取り交わす契約も「該当しない事項が発生した場合は両者で協議の上で解決にあたる」という一文が契約書の最後にあるとはずです。
しかし「この両者が合意した場合」というのがクセものである。方法はいろいろあるでしょうが、一番簡単なのは金で解決してしまう方法でしょう。今回の場合は2005年についてBARとジェンソンの間に契約が成立するとFIAが認めているのですから、不貞を働いたのはジェンソンです。ということはジェンソンがBARに違約金を払って契約を解除してもらうわけです。深読みするとリチャーズはもうバトンは諦めているが、この違約金をできるだけ多く引き出してやろうと考えて、ゴネ続けているのではなでしょうか。レースに情熱を傾けているBARレーシング代表のリチャーズと正反対、ビジネスとして冷静に物事を考えているBAR株式会社(?)プリシバルのリチャーズなら考えても不思議ではないでしょう。
BARは「喜んでこの決定に従い、この件に関する全ての事項を終わらせたい」とリリースで語っているようだが真意は如何様に、覆水は盆に還る事ができるのか、それは今週末の金曜日にある程度の結果が見えて来るのではないしょうか。
by akihi1971
| 2004-08-11 00:07
| F1