2005年 03月 07日
意外 |
2005年F1開幕戦、オーストラリアGPはルノーのジャンカルロ・フィジケラのポール・トゥ・ウインを飾りました。ウインターテストから好調を伝えられていたルノーR25はバカッ速さを発揮しました、ポールから出たフィジコはともかく、13番手スタートのフェルナンド・アロンソの追い上げも凄まじく、ファーステストラップをマークし3番手フィニッシュを飾りました。
オーストラリアのグリッドはFIAの狙い通り(?)シャッフルとなりました。トップ6はフィジコ(ルノー)、ヤルノ(トヨタ)、ウェーバー(ウイリアムズ)、ジャック(ザウバー)、クルサード(レッドブル)、クリエン(レッドブル)というラインアップであり、マイケル様は19番手、琢磨は20番手という結果でした。これは今回のレギュレーションが大きく影響した結果でありましょう。何故なら土曜予選は路面がチョイ濡れ、ラインドライ、(土砂降り)、ヘビーウエットという順序でコンディションが劇的に変化していったのです。ですから結果的に土砂降り直前にアタックをしたフィジコがトップタイムをマークしたわけです。
そして土砂降り直後に出てきたインターミディエイトを履いて出てきたマッサ、琢磨、マイケルはタイムアタックどころか、マシンコントロールさえやっという状況でありましたありました。しかも琢磨はクラッシュでノータイム、その際の無線でのやり取り「雨だから気をつけて!」というピットからの警告に「もう遅いよ!」と発してマシンコントロールを失う映像はリアルでありました。
土曜日予選はトップのフィジコが1:33.171、最下位のマイケルが1:57.931でありその差は約25秒!でありました。1今年からは土日計2回の予選タイム合算でのグリッド決定といっても、このタイム差を日曜予選のセッションで詰める事は至難の技、というか不可能でしょう(セッション中に劇的なコンディション変更があれば別ですが)。107%ルールが適用されれば問答無用でDNQですね。
というわけで日曜予選はマッサ、マイケル、琢磨は2回目のアタックは行わずピットへ直帰、燃料とタイヤを節約する戦法にでました。サーキットで見ていると何が起こったのか理解しにくいでしょうが、レギュレーションを考慮すればその時点で考えられる最良の戦法でしょう。
しかし高い金を払って現地にいる観客はおもしろくないでしょうね、FIAの狙いはシューマッハ退屈症候群からの脱却、意外性だったと考えるのですが、狙った意外性は今回のようなレースだったのでしょうかね?この点は正直、疑問です。
レースはルノーの独り舞台でしたし、フィジコの表彰台頂点は素直に評価できます、オフテストのタイムが本番に直結しているのは昨年のBARの姿とたぶります。特にパルクフェルメに引きあげたマシンのコックピットで立ち上がり、拳を突き上げるフィジコの姿にはウルウルきてしまいました。初優勝のブラジルGPでは赤旗中断の結果、後日成績が修正されての「初優勝」という結果でありました。ですので表彰台の頂点にフィジコが上がるのは2回目優勝ですが、今回が初ということになりました、流れてくる現地の映像も素直に「おめでとう」という雰囲気でした。やはりフィジコはF1サーカスでも愛されているんですね。
あと意外であった点が二つ、レッドブルの快走とタイヤが305KM走りきった事でありました。クルサードは5番手グリッドからレース中盤までは3位を快走、意外や意外に速いマシンでありました。結局アロンソにオーバーテイクされ4番手でフィニッシュとなるのですが、同僚クリエンも7番手で続きダブルでポイントスコアを果たしました。昨年終盤のジャガーR5の素性を引き継いでいるRB1ですが、いまのところコスワースエンジンのパワーアップもあり相対的な戦闘力は高いようです。ここでの7ポイントはデカイです。
あとタイヤ、BSもMIも意外と持ちました、残り15周くらいでタイヤの影響でガクンとスローダウンするマシンが出るのではと考えて注目しておったのですが、目立ってペースダウンしたマシンはなかったようです。そしてパルクフェルメのフィジケラ車のタイヤも非常にキレイでした、溝も残っていたしね。(ルノーは特にタイヤに優しい車でしょうけどね)
やはりFIAがどんなにハードルを高くしても、コンストラクター、エンジン、タイヤの各メーカークリアしてきます、さすがF1ですな。
オーストラリアのグリッドはFIAの狙い通り(?)シャッフルとなりました。トップ6はフィジコ(ルノー)、ヤルノ(トヨタ)、ウェーバー(ウイリアムズ)、ジャック(ザウバー)、クルサード(レッドブル)、クリエン(レッドブル)というラインアップであり、マイケル様は19番手、琢磨は20番手という結果でした。これは今回のレギュレーションが大きく影響した結果でありましょう。何故なら土曜予選は路面がチョイ濡れ、ラインドライ、(土砂降り)、ヘビーウエットという順序でコンディションが劇的に変化していったのです。ですから結果的に土砂降り直前にアタックをしたフィジコがトップタイムをマークしたわけです。
そして土砂降り直後に出てきたインターミディエイトを履いて出てきたマッサ、琢磨、マイケルはタイムアタックどころか、マシンコントロールさえやっという状況でありましたありました。しかも琢磨はクラッシュでノータイム、その際の無線でのやり取り「雨だから気をつけて!」というピットからの警告に「もう遅いよ!」と発してマシンコントロールを失う映像はリアルでありました。
土曜日予選はトップのフィジコが1:33.171、最下位のマイケルが1:57.931でありその差は約25秒!でありました。1今年からは土日計2回の予選タイム合算でのグリッド決定といっても、このタイム差を日曜予選のセッションで詰める事は至難の技、というか不可能でしょう(セッション中に劇的なコンディション変更があれば別ですが)。107%ルールが適用されれば問答無用でDNQですね。
というわけで日曜予選はマッサ、マイケル、琢磨は2回目のアタックは行わずピットへ直帰、燃料とタイヤを節約する戦法にでました。サーキットで見ていると何が起こったのか理解しにくいでしょうが、レギュレーションを考慮すればその時点で考えられる最良の戦法でしょう。
しかし高い金を払って現地にいる観客はおもしろくないでしょうね、FIAの狙いはシューマッハ退屈症候群からの脱却、意外性だったと考えるのですが、狙った意外性は今回のようなレースだったのでしょうかね?この点は正直、疑問です。
レースはルノーの独り舞台でしたし、フィジコの表彰台頂点は素直に評価できます、オフテストのタイムが本番に直結しているのは昨年のBARの姿とたぶります。特にパルクフェルメに引きあげたマシンのコックピットで立ち上がり、拳を突き上げるフィジコの姿にはウルウルきてしまいました。初優勝のブラジルGPでは赤旗中断の結果、後日成績が修正されての「初優勝」という結果でありました。ですので表彰台の頂点にフィジコが上がるのは2回目優勝ですが、今回が初ということになりました、流れてくる現地の映像も素直に「おめでとう」という雰囲気でした。やはりフィジコはF1サーカスでも愛されているんですね。
あと意外であった点が二つ、レッドブルの快走とタイヤが305KM走りきった事でありました。クルサードは5番手グリッドからレース中盤までは3位を快走、意外や意外に速いマシンでありました。結局アロンソにオーバーテイクされ4番手でフィニッシュとなるのですが、同僚クリエンも7番手で続きダブルでポイントスコアを果たしました。昨年終盤のジャガーR5の素性を引き継いでいるRB1ですが、いまのところコスワースエンジンのパワーアップもあり相対的な戦闘力は高いようです。ここでの7ポイントはデカイです。
あとタイヤ、BSもMIも意外と持ちました、残り15周くらいでタイヤの影響でガクンとスローダウンするマシンが出るのではと考えて注目しておったのですが、目立ってペースダウンしたマシンはなかったようです。そしてパルクフェルメのフィジケラ車のタイヤも非常にキレイでした、溝も残っていたしね。(ルノーは特にタイヤに優しい車でしょうけどね)
やはりFIAがどんなにハードルを高くしても、コンストラクター、エンジン、タイヤの各メーカークリアしてきます、さすがF1ですな。
by akihi1971
| 2005-03-07 23:36
| F1